明日が戸閉め式という大峰山に豊岡氏と登った。
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6:15 |
自宅をマイカーで出発。 豊岡宅 6:30 スタート。 |
8:50 |
登山口の駐車場に到着。 駐車料金1000円。
普通の日に登ると駐車場には数台の車があるかなし、なのに今日は駐車場は満車状態。 明日が戸閉め式のためだろう。 |
8:55
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清浄大橋を渡り、女人結界門からスタート。 |
従是女人結界 |
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9:32
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一本松茶屋。 ここは無人で廃れている。
小屋の横に「皇太子殿下行啓記念」との石碑あり。 皇太子殿下は平成2年に登っているようだ。
そのお陰で悪路は写真のように整備されていてとても歩きやすい。
一本松茶屋
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整備されたハシゴ道
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10:02
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スタートして1時間10分ほどで「お助け水」に着く。
道は整備されているとはいえ、ここは山道。 息が切れる頃だ。
そこに幸いなるか“お助け”の水。
何人かの先客が休んでいた。
「ようお参り、ようお参り」のご挨拶。
この山のご挨拶はとにかく「ようお参り」。 |
お助け水
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10:30 |
洞辻茶屋。
この茶屋は営業していた。 普段の日はほとんど店は開いていない。
たまたま明日が戸閉めの日で参拝客が多いのを見込んで開いていた。
この茶屋の手前に大峰奥駆道の道標がある。
大峯奥駈道は、奈良吉野山と熊野三山を結ぶ、もとは修験道の修行場として開かれた道であり、熊野本宮大社の本宮証誠殿(1番)にはじまり、吉野川河岸の柳の宿(75番)の「靡」に終わる。
店の主人と話していて、「この大峰の茶屋は天川村の財産で、戸閉め式のような行事のあるときには村人が入札でこの営業権を決める」そうだ。 登山口の駐車場も同様らしい。
茶屋の周囲にはトリカブトの花が群生満開だった。 |
トリカブトの花
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トリカブトの群生
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11:15 |
鐘掛岩。
大した大きさではないが行場の岩場・鎖場。 上を見るとなんだか怖くて足がすくむ。
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11:45 |
鐘掛岩からすぐ「西の覗き」。
ここが有名な捨て身の行場。 「親孝行をするかああ〜」 「妻の言うことを聞くかああ〜〜」と絶壁の下を覗かされるところだ。
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12:04
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登山口をスタートしてからおよそ3時間ちょっとで大峰山寺。
この寺はたしか日本一高いところの木造建築物だと聞いた。
お堂の中ではほら貝を吹く人、お経をあげる人がいた。
この本堂の戸を明日、23日午前3時に閉める。
大峰山寺山門
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大峰山寺本堂
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山門の上部にある提灯には大峰山の「講」の名前が書かれている。
見難いが左から「五流」「両郷」「井筒」「鳥毛」「岩」「光明」「三郷」「京橋」とありこれを8講という。
この「講」が全国各地にあり高祖神変大菩薩(役行者)の遺徳を追慕し、大日大聖不動明王・金剛蔵王権現を信仰し、護持院、吉野区、洞川区、と共に大峰山寺の管理の役割を担うもので、大峰山の戸開け・戸閉め・大祭柴燈大護摩供他行事等の役割りを承る講であるそうな。
また護持院とは、大峰山を護持している寺の事で、大峰山寺・桜本坊・金峯山寺・喜蔵院・東南院の五つの寺が有る。
中でも桜本坊は大峰山行者講社本部として、大峰山の山伏(行者)の得度・先達号授与等司るとのこと。
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12:13 |
本堂から少し登るとお花畑。 ここで昼食小1時間。
1719.2m |
お花畑から稲村が岳を望む
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13:13 |
食後、三角点を確認して下山スタート。 |
一等三角点 |
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13:24 |
本堂の下の宿坊を見てから下る。 |
宿坊 |
内ではかまどで飯炊き
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下りでは何人かの行者に行き交う。
そのうちの一人に「写真を撮らせてください」と頼むと快く応じてくれた。
頭の飾り(?)は「トキン」というそうな。
杖は錫杖という。
別の人は「愛知県豊川から来た。62歳だが10歳から登り始めてもう100回以上来ている」と言っていた。 |
行者
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15:50 |
下山了。
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16:14 |
洞川温泉に入る。600円。
温泉の中は満員。
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洞川温泉
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19:40 |
帰着。
天候に恵まれ、気温に恵まれ、体調に恵まれ、鎖・岩場の肝試しも味わいケッコウーな一日でした。
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本日のドアtoドアの歩数:約32,456歩。 |
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